【FF14】ゲームで上手になるためには何をするべきか

ここでは、FF14の戦闘コンテンツにおいて上達する手段を紹介します。

また、FF14における”上手(じょうず)”は2種類に分類されると考えていますが、書かれる内容はあくまで持論になります。

注意して頂きたい事は「この記事を読んだからといってすぐに上達するわけではない」ということ。
読んで、いわゆるマインドを身に着けて練習をすることで上達への近道を進んで行けるための道標となるのがこの記事のコンセプトです。

※ですます調のような敬体だとくどくなるので、以下、だ・であるのような常体で書かせて頂きます

管理人のFF14の簡単な経歴

2023年時点で約プレイ歴はほぼ9年ほどでかなり長くプレイ。

レイド歴は長く、バハムート邂逅編からプレイしており、現行で挑まなかったのは
「次元の狭間オメガ:アルファ編」「万魔殿パンデモニウム:煉獄編以降」の数種類のみ。
(煉獄編からは無期限休止中なので、数年したら上の”数種類のみ”は数種類ではなくなる)

絶コンテンツも絶オメガ以降のコンテンツ以外は踏破済み。

起動編零式における3層早期踏破者の”292の民”と言われる部類に入ってたはず(が、正直どうでもいい)

某レイドチームに所属していたこともあり、経験は比較的豊富な部類の人間。

論理的なプレイをするよりもいわゆる「雰囲気でプレイ」し、詰まったら論理的に考えて打開するタイプ。

私がレイド民になるまでの過程(クリックで展開)

上達の手段を紹介する前に、もう少し私の事を書いておく。

私はこのゲームを始めた時に、特に初めから上手だったということは一切なく、「使用できるスキルを使って遊んでた」だけのただの一般的なプレイヤーだった。

それこそレイド民には程遠いプレイスタイルであり、レイド民に切り替わるには当然起点となる出来事もあった。

 

始めてのレイドはバハムート邂逅編(現行の邂逅編)であり、ギミックなんてものもよく知らずに周りの7人におんぶに抱っこでプレイしており、
邂逅編1層や2層のアラガンの玉みたいなやつの高圧電流に沈黙を入れて止める事も教えてもらったが、沈黙スキルを使うことさえ必死だった。

この玉は高圧電流をお漏らししただけで壊滅しかねない極悪の道中ボスだった。写真は2層最終のボスだが、これの小型は1層や2層にでも出てくる。

↑『こころぐ。さんより写真を引用』

そして5層、ツインタニアを攻略している時にリーダーから直接言われたことがある。

「◯◯さん、ちょっと火力が低いんだよね…」と。

この時私は怒りが湧いた。 リーダーではなく、火力が出せていない自分にだ。

どうしたら火力が出るのかとか知らなかった私は、外部ツールの「Advanced Combat Tracker」通称「ACT」の存在を会話で知ることになる。
※ACTの利用の是非はグレーなので、決してACTの結果を見て関係の浅い人に火力の指摘をしないように

ただその時の私はゲーミングPCなど所有しておらず、PS3という30FPSしかでない化石ハードウェアでFF14でプレイしていたので、
いきなり高価なPCを買うことを即断出来ないと思いきや、何を血迷ったのかすぐに購入を決意してしまったのである。

まだ20代前半の一人暮らしで経済的にもそんなに余裕はなかったのだが、よほど悔しかったのだろう。

 

実際に手元にゲーミングPCが届いてACTを導入し、木人で鍛錬を積む日々となったのだが、未だにある時の光景を覚えている。

ハウジングも存在しない時代で、木人を殴りたければ外のマップにある設置箇所で殴る必要があるのだが、
私は黒衣森の中央森林の木人エリアで火力を出すためにはどういう回し方をしたら良いのかを研究していた。

そうやって修行をしている時によく見かけるDPSがおり、その人も私と同じく木人を殴り倒していたのだ。

その人が後の恩師となるのだが、昔の私は行動力の塊だったのか、何を思ったかその人に火力を出すコツなどを聞き始めたのだ。

有り難いことに親身になって教えてくれて、当時は外部チャットツールはSkypeが主流だったので連絡先を教えてもらい、コーチングをしてもらった。

その人のお陰で火力の出し方のコツやスキル回しなどを叩き込めて、実践にも運用することが出来たのでとても感謝している。

 

その恩師に有名なプレイヤーなのか?と尋ねたところ、メインキャラでは有名なレイドチームに所属していて、これはサブキャラだと言った。

私はレイドチームとかに疎かったので名前だけは覚えておいて、後で調べてみたら何やら凄そうな集団だったので興味が湧いた。

そのチームが、後に私が加入させて頂いた某レイドチームとなるのだが、悲しいことに私が加入する前にはその恩師はFF14を辞めてしまったようで、
恩師がいる下で活動したかったと思われる私は、なんだか少し空虚な気持ちになったのを今でも覚えている。

 

もちろん、手取り足取り教えてもらってすぐにレイドチームに加入したのではなく、それこそ木人をひたすら殴り、スキル回しを手に馴染ませ、
コンテンツでアウトプットを繰り返し、何があっても他の人よりACT上で自分のDPS値が負けてはいけないという思いで練習をしていた。

集大成ではないが、チームに加入するために自分のプレイの動画を撮って提出したりして、加入が認められ、厳しくもあったが充実した活動をさせて頂いた。

 

実生活の忙しさにより脱退することになったが、その後も経験を活かしてコンテンツなどで高いDPSを叩き出す事に余念はなかった。

ちょっとした自慢になってしまうが、ある極蛮神は野良での参加ながらもパッチ内の特定ロールではFFlogs内でトップの記録も残したりしている。

ここまで読むと苦行・修行の積み重ねに思えるが、総じて振り返ってみるとそこまで大変な経験をせずとも近道はあったな、と思えるものだ。

それらをこれから紹介し、なるべく早めに上達が出来るようにアドバイスをしていこうと思う。

↑もし興味があれば、少し長いが読んでみて欲しい

FF14の上手さは2種類存在する

冒頭でも書いた通りだが、FF14における上手さは2種類存在し、それは「強い」と「上手い」の2つ。

強いは読んで字の如く、戦闘において高い火力をコンスタントに叩き出せたり、
またはそのセオリーを知っていて、実践にて短期間で力を発揮できる人のことを指す。

慣れてる人であれば、高難易度コンテンツにおいても、ものの数トライで上位の火力を出すことも何ら不可能ではない。

 

一方、上手いは火力の高さとは別であり、簡単に言えば「ギミックの処理能力が高く、AoEなどで被弾しない」といったもの。

恐らくこの記事を読んでいる読者層は「零式や絶に挑みたいけど足を引っ張りそう」だとか
高難易度コンテンツには挑んでいるけど、PT内でうまく活躍出来ない」といった人たちだろう。

そういった人たちほど「強さ」の指標となる「火力」に意識が先行しがちで「動き」が疎かになりがちではないだろうか。

論理は次で紹介するが、まずは「強さ」よりも動きの面の「上手さ」を鍛え上げることから始めて欲しい。

レイドに慣れるまでは接客業の研修のようなもの

簡単な例として、あなたに経験があるかどうかはわからないが、あなたが未経験で接客業で仕事をしていたとする。

コンビニのレジでの仕事でも構わないが、店内のレジに長蛇の列が出来たとき、多くの人は焦りから「スピード処理」を意識して
長蛇の列を捌き切ることを第一目標にするだろう。それも不慣れなので「丁寧さ」を意識せず、である。

そうなると、元から器用な人は何とかスピード重視でも遂行できるだろうが、そうでもなければスピード以外の面で問題が生じる。

例えばレンジで温めを依頼されて、あらかじめ取り外して温めなければならない商品の一部を外し忘れて温めたり

経験談として、私はコンビニのレジ仕事で客がお好み焼き弁当に付いていた袋入りのマヨネーズを外し忘れて温めてマヨネーズの袋を爆発させた事がある。

これはFF14の戦闘に置き換えると「火力ばかり意識してギリギリを攻めてAoE被弾して床を舐めた」行為と全く同じである。

幸いその客の人が優しかったこともあり、謝った上で許して頂いたのだが、今思うと「時間かけてもいいから自分のペースで確実に処理する」ことを優先すべきだったと思う。

 

ヒーラーをプレイしたことのある人であれば、そんなアホに殺意が湧くだろう。私もそう思う。

マヨネーズの袋を爆破させたアホなDPSが私であり、ありがたくも許してくれた客はヒーラー様だ。心まで女神だったのだろう。

 

客からしたら処理の遅い店員にイライラするだろうが、自分が購入予定の商品にキズを付けられたりするよりよっぽどマシだろう。

むしろ働いて給料を貰ってるのだから速さと正確さは兼ね備えてないとダメだろうと思うかもしれない。

しかし、ここでは未経験者の話であり、不慣れな店員のことも考慮するならば仕方ないと思うのも無理はないだろうし、
店員の胸ポケットあたりに「研修中」のようなラベルがくっついているアレは、ソレらの免罪符でもある。

「新人だから処理が遅いけど許してくださいね」というお店側からの意思表示であり、
そんな人に始めからあれもこれも上手くヤれなんていうのは無理難題に近いものだ。

 

だからあなたがレイドに不慣れなら周りからどう思われても気にせず、まずは
「自分のペースで大きなミスを犯さないようにギミック慣れをし、慣れてきたら火力を追求していく」ことが大切なのだ。

客から遅いなんて文句を言われても、心のなかで中指を立てておけば良いのだ。
急いだら不慣れだからこの商品にキズ付けちゃうぞ~?とでも憎たらしく内心で悪魔のように笑っていれば良いのである。

 

あなたがレイド攻略PTや固定に参加する場合、前者なら不慣れな人の要項を満たすもの、
後者なら、あなたが不慣れであることを伝え、その上で許容されるなら加入するのが良いだろう。

ただし、前者において「周りも不慣れだし、自分がミスしても別に良いや」という楽観的な考えでプレイしていると上達しないので注意。

別に周りの不慣れな人をキャリーしろとは言わないが、「自分は自分、他人は他人」で、自分のやるべきタスクを完璧に近付けるために
自分にできることを精一杯取り組むように練習をする必要があるのであって、自分のミスを軽くするために不慣れな人同士で馴れ合って傷の舐め合いをすることが目的になってはいけないのである。

練習PTは動きを慣らすのに良いが、とても疲れる

しかし正直、攻略を目指すPTよりも練習PTの方が変に気を使ったりしてとても疲れる。

なぜなら攻略PTは「ギミック処理は基本的に処理できて当たり前」という人たちが集まるので誰かが頓珍漢なミスを連発したら、
いわゆるフェーズ詐欺を疑うなりPTから弾くだけで済むような短時間の消費と少しのストレスを抱えるだけで済むが、
練習PTだと確認やら動きのすり合わせ、気遣いが必要になって精神的にストレスが溜まりやすいからである。

野良の力量も分からないので詰まるフェーズも参加するPT毎にバラバラで心労が溜まるのは当然であり、
これはなにも練習PTに限った話ではなく、野良の攻略PTや消化PTでも同じことが言える。

時間がある人は野良よりも固定を選んだほうがFF14のレイドにおいてはストレスが少なくプレイできるはずだ。

 

野良の練習PTや攻略・消化PTであなたがBestプレイヤーとして認識されれば褒められることもあるだろうし、
フレンド申請も来たり、LSに誘われたりすることにもなるだろうし、行く行くは攻略PTでに誘われたり、固定への勧誘も受けたりするだろう。

いわゆる人脈作りの根源の活動であり、力量の知れない、言い方は悪いが傷の舐め合いをして上達の遅い人たちから脱却するためにも、
あなたは他人のことを気にせずに、自分のやるべきことをしっかりと取り組んで動きを慣らすことが最重要なのである。

 

何度も言うが火力は後回しであり、火力と動きを両立できる人はあまりいないので、初めから二兎を追うのではなく着実に一兎を捕まえられるようにするべきなのだ。

それも、動きは早くないがパターン毎に動いているようなギミックうさぎと、素早くて捕まえにくいスピード(火力)うさぎならば、前者から捕まえるのが成果を得やすい。

素早いのを追うのに必死で、その間にもう一兎が視界から消えてしまえば何も得られなくなってしまうのだから。

火力を求めてギミックミスして床を舐める人は恥ずかしい

丁寧に出来もしないうちから急いで処理しようとしたせいでマヨネーズ袋ごとレンジで加熱させて爆発させたバカな私のことだ。

私は何度かゲーム内で様々な固定に参加して活動した事があるのだが、たった1人だけそのタイプの人がいた(私のことではない)

彼はモンクをメインにしており、人柄も優しくて決してウェイ系ではないがノリも良くて誰とでも上手くやっていけそうな人であり、
私も彼の人柄に対して何か不満に思うようなことは一切なかったが、タイトル通りギリギリを攻めて被弾して床を舐める事には悩まされた。

決してギミック処理が苦手なタイプではなく、処理を優先しようと思えば卒なくこなしてくれるはずだが、
まだクリアが見えていない段階から火力を求めて際を攻める人であり、それはTA(タイムアタック)をする人さながらの動きに近いものだった。

 

確かにアレキサンダー零式以降のコンテンツはDPSチェックが設けられて、ある程度の火力が無いと討伐出来ないコンテンツがいくつか出てきたが、
ギリギリを攻めて火力を伸ばすのは全体のギミックの理解度の足並みを揃えてからやるべきことであり、単独で火力>ギミックの動きをされてはバランスが崩壊する。

想像の通り、他7人が一つ一つギミックを安定して処理しようと着実に進めているなか、彼だけ火力を求めては「そこでそのミスは困る」というような被弾が目立った。

彼からしたら「もう少し早め(もしくは遅め)に移動すれば良かったのか」と考えるのだろうが、他7人からしたら「1人で先走りすぎだ」と考えの相違が生じる。

これでDPSが低かったら目も当てられないが、クリア回の多くの彼のDPS値はFFlogsにおいてPerfは90以上だったのが不幸中の幸いか。

しかし、彼のオ◯二ーに付き合わされるのもストレスが溜まるので、私は彼にもう少しギミック優先でやって欲しいと伝えたような気がする。

 

某レイドチームに所属していたと冒頭で自己紹介をしたが、そこでも初めから火力優先の攻略をすることは決して無かった。

どこの(有名)レイドチームでも同じかは分からないが、恐らく最初から火力を突き詰めることはせず、攻撃を止めてでもギミックの確認&動き方を揃える段階を設けているはずだ。

それで動きに慣れてきたら追って火力を付随させてクリアを目指し、クリアDPSに到達しそうになければシナジーや薬のタイミングの確認などをしたりする。

見えてくる共通解は「足並みを揃えない動きをする人がいるとクリアが遅くなる」というのが全員の頭の中に当然の事としてインプットされているのだろう。

厳しい言い方をするなら、クリアが安定しないうちから火力を求めて被弾したりミスをする人はグループ内から見れば「邪魔」であり、外から見れば「笑いもの」だ。

何事もまずはゆっくりでも丁寧に処理できるようになってから早さを身に付ける動きが大切なのである。

FF14はそんなに難しいゲームではない

FF14は定期的に新しいコンテンツを出しており、これまでのコンテンツ数を見てもかなりのボリュームがある。

ただ、その数だけのギミックの種類があるといえば…経験者であればそんなことは無いというのはすぐに分かるはずだ。

エフェクトや技の名前といった見せ方に違いはあれど、本質は同じものが非常に多くある

頭割り系

・複数人頭割り:人が多ければ多いほど1人あたりのダメージを分散可
・人数制限有りの頭割り:特定の1人にマークが付き、少人数までの頭割りが可能なタイプ。主にタンクが肩代わりをする。

AoE系

・単純系:範囲に入ってはいけないタイプ。ダメージを受けるだけ or お仕置きデバフを貰うことも。
・追従系:特定キャラや全キャラの動きを複数回追従して発生するAoE系。高難易度になると見えない範囲として追従することも。
・単発追撃系:イフリートのような殴れないフェーズに外周のイフリートが突進してくるようなもの。絶コンテンツに多め。
・入って処理するタイプ:パッと思いついたのが絶バハムートの8人ピンボールゲームのところのタイプ。入って処理しないと爆発してお仕置き付き。
・複数回出入りするタイプ:順番に入って処理するタイプ。同じ人が連続で入ると被魔法ダメ増加が付いて床ペロになるようなモノが多い。
 etc...

特殊系

コンテンツ次第だが、特定バフ(デバフ)を持つものが特定ギミック処理に割り当てられるタイプのもの。

これを説明していてはキリが無いのだが、このタイプのものは攻略に応じて新たに知る必要がある。


全てを紹介した訳では無いが、特殊系:その他の比率はおよそ3:7くらいの割合に感じるくらいには既出のギミックが多い。

もちろんギミック1種のみが単体で出てくる事は高難易度ほど少なくなり、AoEの発生前後や発生時にノックバックが発生したり、
床面が凍って滑ったり、ノックバック中に確定死エリアが発生していたりと、複合で出てくることが基本となってくる。

 

FF14を始めてから間もない人にとってはこれらのギミックは未知のものだったり初見だったりすると分からなくて当然である。

しかしストーリーを進めてノーマルダンジョンを複数踏破し、蛮神なども討伐したりすれば多少は敵の攻撃スキルのタイプの知識は付くはずであり、
後は回数をこなして「この攻撃はあのタイプか」と判別が付くようになれば知識ベースが段々と広がってくるのでコンテンツの習熟も早くなる。

ノックバックで場外に落ちて死んでしまうタイプもいずれは「これはアームズレングス・堅実魔使えば良さそうだな」と判断出来たりもする。

応用力が付けばノックバック発生直後に接近スキルを使うことによって実質ノックバック無効化することも出来る(早すぎると飛ばされる)

 

いきなり難しいことをやるのではなく、核心となる基本的なギミック処理方法を身に着けてから細々とした事を知る・出来るようになればよい。

学問も似たようなものであり、いきなり難問を解こうと思っても基礎が疎かでは解法の筋道すら立たないのと同じことがゲームにも言えることである。

効率よく様々なギミックの対処方法を身に着けたいのであれば、豊富なギミック量を味わえるコンテンツに挑むのが良いのだが、
悲しいことにそういったコンテンツは絶シリーズや零式シリーズに多く、中々初心者や中級者にオススメできるコンテンツが無いのが玉に瑕。

極蛮神に挑める勇気があるのであれば、漆黒のヴィランズ以降のパッケージにおける極蛮神は結構なギミック量を課してくるので、
それらを難なく処理できるようになれば零式や絶に挑んでもギミックにおいて苦戦することは少ないと思われるので是非挑戦してみて欲しい。

 

絶は無理やろ」と思うかもしれないが、絶の辛いところはギミックというよりも戦闘時間の長さにあり、
自他の集中力の途切れによるギミックミスの誘発が最も恐ろしいものとなっているだけだと考える。

確かに個々のギミックの難度はピンキリではあるものの、劇的に難しいと思えるようなものは無く、
いかにそれらのギミックに集中せずとも「鼻ほじってても余裕」といえるレベルまで抑え込んで処理出来るかがクリアへの近道とも言える。

全部のギミックを全集中しないと処理できず、しかも長時間集中しっぱなしでプレイできるタフガイなら良いのだが、
大抵の人には難しい話であり、私なんか基本的に集中せずに気楽にプレイしている方がこのゲームは上手く出来るタイプなので、
気を抜けるタイミング(自分が楽に処理できるフェーズ)などでリフレッシュしつつ、集中しなければならない場面で切り替えるなどすると良いだろう。

 

長々と書いたが、要は「いかに数多のギミックを余裕のラインに抑え込んで処理できるか」がこのゲームの戦闘コンテンツへの上達にかかっているということだ。

極タイタンなんかも初見時はヒィヒィ言っていた人でも、継続して遊んでいて改めて挑んでみれば余裕でクリア出来るものである。

それは極タイタンに慣れたというよりもむしろ多くのギミックに慣れて自分が次にどうしたら良いかの予測が立てられるようになったからである。
(もちろん極タイタンに複数回通った経験があるなら、その経験が生きている可能性も十分にある)

あらゆるギミックを経験した者は、新規のコンテンツで初めて見る敵の攻撃も直後にはどの系統の攻撃なのかの予想が立てられるようになるはずだ。

高難易度コンテンツで上手くプレイするために有していると有利なスキル

知識や経験ベースの話は前項で述べた通りであり、それらももちろん高難易度コンテンツで活きるスキルではあるのだが、
それよりも1歩進んだスキルを体得したいのであれば次に紹介する方法を試してみると良いだろう。

それは「予習などせず、初見PTなどに入ってPTメンバーで知恵を絞って攻略する」ということ。

多くの高難易度コンテンツは早期攻略者が視聴回数稼ぎに動画を出したり、乱立した◯◯式などによって後追いする人がやり方の統一をするために右往左往したりする。

 

このフェーズは◯◯式で、そのフェーズは△△式、マーカーは□□準拠など実にアホくさい。

予習無しで個々の知識を持ち寄って攻略するというのは現状を見るに、正直夢物語に近いものなので非現実的ではある。

なぜなら高難易度コンテンツほど周回が物を言うので、1回クリアしてもあと何周も予習なしで集まってクリアした人たちで何度も集まって周回するのは難しく、
悲しくも統一された攻略方法をインプットして行動に移して身に染み込ませるトレース型で同じやり方が出来る人をPT募集から集める方が現実的なのである。

 

しかし、ただただ受け身になって情報をインプットして機械のようにアウトプットをする作業をしているようでは一向に頭は賢くはならない。

何の情報も無しに見たことのない・打開策が思いつかないギミックを攻略するのは非常に脳が疲れるのだが、
トレースだけをしてクリアするよりもよっぽど新鮮で、トレースにはない嬉しさや楽しさが味わえるので良いこと尽くしだ。

ただ、経験値の無い人や思考力が低下している人が増えるといたずらに攻略時間が伸びるのだけが難点である。

 

予習無しをコンセプトに攻略する固定が見つかれば一番良いのだが、そうでなければ初回だけと割り切って1回だけの初見攻略PTに入ってみるのも良いだろう。

周回するのであれば後からトレースする知識のインプットが必要になるだろうが、自力でクリア出来たのだらベースとなるギミックは理解できている部分が大きいので、
後から付け加える新規の攻略方法のギアをはめ込むのに少し調整するだけで大きな障害となるような要素はそんなにないはずだ。

是非ともその機会と参加する勇気があるなら挑戦してみて欲しい。きっと今後の攻略に何かしらの形で恩恵があるはずだ。

【総括】何にでも挑戦してみる気概が大切

結局のところ、上手くなりたいのであれば

  • ギミックを理解して慣れる
  • 火力はギミックの処理が追いついてから追求する
  • トレースばかりしないで自分で考えてみる

この3つくらいしか思いつかないくらいにシンプルだ。

火力を出すためのポイントについてはこの記事で触れなかったが、それこそ自分で考える部類の物でもあるだろう。

「攻撃バフをどのタイミングに差し込めばコンボのどこまで・何ループまでカバー出来るか」とか
「このタイミングで敵を殴れなくなるから、このタイミングはこのコンボやバフは吐かずに別のスキルで対応する」とか
「全員のシナジーのタイミングを相談して、そこに薬を使うかどうか」「コンテンツ時間から考えて薬は最大何回で、そのうち現実的に使えるのは◯回だな」とか

コンテンツ次第でこれらの内容に変化するものであり、考え始めは非常に億劫だが、始めてみると案外深く考え込めたりして楽しかったりもする。

スキル回しがどうしても考えられない・面倒臭すぎるという人は動画で確認したり、Logsを利用してスキルのタイムラインを見てみたりするのも良いだろう。

使えるものは使って、自分で吸収して、いい形でアウトプット出来るように試行錯誤出来るかがカギだ。

 

分からないものがあれば知れば良い。

私だってこれまで数多くのコンテンツを攻略・周回してきたが「あのAoEに当たったことがない」というものはたくさんある。

当たったらどうなるのか?どんな変化が起きるのか?

そういった、ある意味試さなくても結果が分かるような自殺行為に近い好奇心を持つことも重要だろうし、
私自身がまだギミックミスをしていない・他人がミスをしていないようなギミックもいくつかあるので正直試してみたいと思っているくらいだ。

攻略情報や見た目に従ってAoEを避け続けて知らないまま過ごすよりも、身を持って知ったほうが得することもある。
(これは火力を追求しすぎてギミックミスをするのとは異なる)

もちろん、当たったらどうなるのか知りたいからと言って周りの同意を得ずに被弾して壊滅を招くのはトロール以外の何物でもない。

そういう好奇心を試すタイミングこそ、初見攻略時くらいしか安全に試すタイミングは無いだろう。

 

ただ、何も戦闘コンテンツをやり込むことだけがFF14の楽しみ方ではない。

ギャザクラを楽しんだり、ファッションやハウジングを楽しんだり、ストーリーを追って楽しめるのも魅力的なポイントだ。

私は長年戦闘コンテンツを続けていたが、流石に同じようなことを繰り返していることに疲れを感じたので一旦身を引いたのだが、
そこで戦闘以外のコンテンツを楽しんでみると、思いのほか楽しんでいる自分がいることに気が付いた。

戦闘コンテンツに誘われれば恐らくものの数分で勘を取り戻してすぐに能力を発揮できるだろうが、
誘われもしない限りは自発的に高難易度コンテンツに挑むことはしばらくは無いと思われる。

疲れたら別の楽しみ方を模索したり、距離をおいてみることも大切だ。

 

好奇心という言葉はメリットにもデメリットにも捉えられる単語ではあるが、最後に
好奇心というのは道草でもあるわけです。確かに時間の無駄ですが、必ず自分の糧になる。

という手塚治虫の言葉を引用して終わろうと思う。